ようこそのお運び誠にありがとうございます。
子供の頃なりたかったものってなんですか?
自分は正義の味方になりたいって幼稚園の先生に言った事があるんですが、そんなのなれる訳がない、ふざけないでちゃんと考えなさいって言われてちゃんとなりたいものが言えるまでは返しませんって居残りさせられ、みんなが帰った後に流石にどうにもならないって思い、新幹線の運転手って言ったら「ちゃんとあるじゃない」って満面の笑みを浮かべられて理不尽を知った鈴木さんでありんす。
子供の頃ってうまく気持ちを伝えられないのもあって、友達や家族と喧嘩したり前述のような理不尽なことに直面してどうにもならなかったり、どうしたらいいか解らなくて悩んだりする事って多かったですよね。
そんな時に支えてくれたのってアニメや特撮のヒーローやヒロインでした。
そんな事を思い出させてくれたのがこの「魔女見習いを探して」という作品です。
「おジャ魔女どれみ」って友達の子供が観てて、友人が大人が観ても面白いから見てみなよって言われたのがキッカケで観るようになったんですよ。
はなちゃんが赤ちゃんだったから「おジャ魔女どれみ♯」だったかな。
この「どれみ」って全てが魔法で上手くいくっていう話じゃないんですよね。魔法はエッセンスに過ぎなくて、自分たちの行動で問題を解決していくんです。ドラえもんのヒミツ道具で全て解決っていう従来の子供向け番組のイメージとはちょっと違ったお話で、凄く楽しみに観てたんです。
だから20周年記念の作品として発表された今作は楽しみにしてたんですよ。
お話はどれみちゃん達が活躍する続編では無く、子供の頃に「おジャ魔女どれみ」を観ていた女性たちのお話です。
つまり、どれみちゃん達は架空の存在なんですね。
人生で岐路に立たされた女性3人がアニメのMAHO堂のモデルになった建物で出会い、キャラクターグッズの魔法玉をキッカケに仲良くなって聖地巡礼の旅に出かけるというストーリーなんですけど、これがどれみちゃん達のお話じゃないんだけど、しっかりと「おジャ魔女どれみ」なんですよね。
そして、子供の頃に「どれみ」の様な作品を観れていたっていうのはとっても幸せな事なんだなって感じました。
子供の頃に信じていた魔法は大人になると溶けてしまうけど、その頃に感じた想いや作品から感じた経験は、ただ見えなくなってるだけで、いくつになっても自分を助けてくれるんですよね。
久しぶりにTVシリーズを観てみたいなって思いました。