「けいおん!」は自分のエポックメイキング的作品だった!

けいおん!ブルーレイ画像

ようこそのお運び誠にありがとうございます。

さあ、本日は「映画けいおん」です。

え? 今更けいおん? って思う方もいらっしゃるでしょうが、なんと今年映画けいおんが公開されてから丁度10年目なんです。

それを狙ったのか、新型コロナウイルスで公開される作品が少なかったからなのか解らないんですが、少し前に神奈川県の川崎にあるチネチッタという映画館で限定上映をやってたんです。しかも、チネチッタ名物である同じチッタがやっているライブハウス「クラブチッタ」の音響スタッフがチューニングした迫力ある音響「LIVEZOUND」で上映! これは行くしかないですよ!!

10年振りに「けいおん!」を観るんだー! って気合い入れて行きました。

でもブルーレイは持ってるんですけどね。家で見ればいいじゃん! って言うのもわかるんですけど、やっぱり映画館で観たいじゃないですか。

けいおん!ブルーレイ画像

Copyright©桜高軽音部、TBS,映画「けいおん!」製作委員会

 

物語は大学に合格した唯、澪、律、紬の4人は、残していく後輩の梓へ曲を贈ろうと考えるんです。そして軽音部5人は卒業旅行でロンドンに行く事になって――。

冒頭3年生4人でデスメタルをあてふりするシーンがあるんですが、そこは流石のLIVEZOUND。迫力ある音響でシーンのイメージがより一層引き立ちました。

結構忘れてるもんですね。え? って気付いた所もあったんですが、絶対前も見逃すはずないシーンでしたから。

で、映画終わって「あれから10年なんだ」って考えると感慨深いものがありました。

自分、アニメを観る基準ってまずは原作なんですね。今でもそれは変わってないんですが、この「けいおん!」から制作会社って言うのを凄く気にするようになったんです。

もちろん、京都アニメーション、京アニは知っていましたし、涼宮ハルヒの憂鬱」の「God knows…」観て「めっちゃすっげー」って痺れたのもあったんですけど、あくまで自分はストーリー重視なんですね。だから作画が凄く良くても「凄いな!」で終わってたんです。

それがこの「けいおん!」のテレビシリーズ1期を観て、「京アニって凄い! この会社が創る作品は絶対観なきゃ!」に変わったんです。

だって、原作4コマ漫画ですよ!?

しかも、この「けいおん!」っていわゆる日常系の4コマじゃないですか。

普通ストーリーって大きい「起承転結」があって、起の中にまた「起承転結」があって、承の中にまた「起承転結」があってって感じで続いていくんですけど、当時主流になっていた日常系や萌え4コマって言われていた作品って、起があって承があって、また承があって、承があって承があってまた承があって、承、承、承、承、承って永遠に承が続くんじゃないかって進んで最終回にいきなり結っぽい承が来るってパターンが多くて、この「けいおん!」も原作読んでてそういう感じだったから、2期まで全話観て、まさかけいおん!で泣かされるとは夢にも思ってなかった訳ですよ!

自分でもバンド入ってたり歌ってたりしてたんで、漫画やアニメの音楽やバンドものは必ず観るんですね。

1期は凄く魅力的ないいアニメだなって感じで観てたんですけど、2期ずっと観てきて最終回。原作の4コマ漫画からは想像できない程のドラマになってた訳なんですよ!

原作はもちろん好きですよ。その為に単行本はもちろん、「まんがタイムきらら」本誌まで買ってた位ですから!

でも、予想が追い付かないレベルのドラマに仕上がってたんですよ!

原作付きのアニメって、この「けいおん!」の頃は原作準拠がメインになってて、脚本家の色やアニメに合ったストーリー作りよりも原作をいかに上手く構成するかっていうのが凄く多かったんですよ。

脚本家が「もう俺たちいらないんじゃない?」ってボヤくレベルでした。

自分も漫画は漫画、小説は小説、アニメはアニメでしか出来ない表現があるし、ストーリーの運び方も紙媒体と映像媒体では違う面白さがあると思ってる人なんで、その流れになんか違和感があったんですよ。もちろん映画やドラマも一緒。アニメの実写かなんかもそうです。各々媒体によって一番いい形にするのがいいと思ってるし、あの原作をこの媒体でどう表現するのかって楽しみもあるんです。まあ、裏切られ続けて来ましたけど………。

それが理想、いや、こうあって欲しいと思う理想を超えたレベルで見せつけられたのがこの「けいおん!」テレビシリーズなんです。

かきふらい先生の4コマ漫画を読んでて、アニメ化された「けいおん!」で号泣するレベルで泣かされるとは思わなかったですよ! 原作は好きで単行本も買ったし掲載も追いかけてた位ですけどほのぼのゆるゆるなあの雰囲気で終わると思ってたんです。いやマジで。

それがちゃんとドラマになってたんですよ!

自分的には嬉し過ぎる誤算でした。いい意味でね。

自分、好きな作品のアニメ化ってそんなに嬉しくないんですね。だから「アニメ化です!」って発表されても両手をあげてヒャッホイ!って感じで全てウエルカムじゃないんです。

原作物って紙媒体だから場面や登場人物って自分の想像が凄いでかいじゃないですか。漫画なら声のイメージもそうですよね。それがアニメ化でどう変わってしまうのかって不安の方が大きいんです。だから自分冬目景先生大好きなんですけど、「イエスタデイをうたって」がアニメ化になった際もめっちゃ不安でした。前にアニメ化された「羊のうた」は自分のイメージと違って少し凹んだ思い出がありますし。

 

京アニ(京都アニメーション)の作品って、「フルメタル・パニック!ふもっふ」から全作観てるんですけど、ストーリーや構成のイメージって【上手い!】なんです。

例えば「Kanon」。原作であるKeyさんのレ恋愛アドベンチャーゲームはプレイしてたんで、ヒロインで分岐する複数のシナリオを上手く纏めたって言うのが強かったし、「涼宮ハルヒの憂鬱」のエピソードのシャッフルや「エンドレスエイト」の脱出におけるシークエンスなんか毎回「ラスト???」って集中してエンディングテーマが流れるか否かを楽しみにしてました。

だから作画は勿論、構成や演出のイメージも上手いっていう印象が強くて、制作が京アニだって聞いても、「京アニなんだ。いい作品になるだろうなー」って思うくらいでした。それこそサンライズさんだったりシャフトさんが制作だってーって聞くのと変わらないイメージって言うんですかね? それが「けいおん!」観てからは京アニの作品って聞くと、それが好きな原作であれば、絶対に裏切られる事は無いって確信になって、アニメ化するにあたってどう構成してどういう演出をしてくれるのかが楽しみで楽しみで。

今まで監督は重要視してたけど、制作会社ってあまり気にしなかったし、別段どこでもいいやって思ってました。

それが「けいおん!」から変わったんです。

今dアニが「アニメーションに重要なのは?」ってCMがあって、各々「ストーリーでしょ」とか「キャラクター!」とか言うんですけど、自分はストーリー重視でキャラとかどちらかと言うとオマケみたいに思ってる節がありまして、キャラソンやキャラのグッズとか全く興味ないんです。

めちゃくちゃストーリー重視!

周りからは「鈴木さん厳しいね、納得する作品あるの?」ってよく言われるし、元カノさんからは「すーちゃんに私のお気に入りの映画やアニメは絶対教えない!」って言い切られます。それはそれで悲しいですけど。

だから名前聞いて喜ぶのは監督さんや脚本家さんが殆どで、役者や制作会社で選ぶ事ってあんまり無かったんです。

それがこの時からアニメも映画もドラマも制作会社さんを気にするようになって、「このアニメは○○なんだ〜」とか思う様になり、「[制作会社]の新作は[作品名]なんだ!」と思う様になったんですよ。

これって自分の中では凄い変化なんです。

自分ルールって言うのがありましてー

  • 小説ならプロローグ
  • 漫画なら2話
  • ドラマやアニメは最初のCMまで
  • 映画や劇場版アニメは最初の15分

ちなみに芝居が好きな声優さんもいますが、ストーリーを楽しむ為に声優さんの色やイメージがノイズになってしまう可能性があるので、声優さんの情報はなるべく入れないようにしています。

ここまではどんなにつまらない作品でも観ますが、そこまでに面白いとか後の話が気になると感じなかったらそれ以降は観ないで切ります。

だから映画館は結構苦しいものがあるんです。スペースバトルシップヤマトとか5分もしないうちに「失敗した! 帰りたい!」って思ったけど最後まで観ちゃったし……。かといって得るもんも無く更に追い打ちかけられたし笑

でも、この「けいおん!」を観てから、この制作会社なら面白くなるかも? とか、この監督の作品好きじゃないけど制作会社やプロデューサーがどこどこ(の人)だからもうちょっと観てみようとか思える様になりました。

「映画版 けいおん!」を観て、更に「こう来るんだ!」って更に京都アニメーションさんへの信頼は増したし、作品を観る基準も変化しました。

そして、創作っていうのはこう作るんだという事も学んだ大切な作品になりました。

 

最後になりますが、LIVEZOUNDで聞く「デスデビルごっこ」は、ライブハウスにいるんじゃないかって思う位で、身体に音楽がぶつかって来たかという感じでした。

機会がありましたらぜひ体験して欲しいです!

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