ようこそのお運び誠にありがとうございます。
鈴木さんでございます。
面白いって感じる感覚って人それぞれだと思うんですが、自分はこういう風に感じています。
1)自分の好きなジャンル
好きなジャンルは「タイムトラベル」系と、「ピノキオ」系です。
タイムトラベルは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に代表される時間旅行のお話ですね。古くはH,G.ウェルズさんの「タイムマシン」や「戦国自衛隊」などなど、過去や未来へ行って、元の世界に戻れるか? そして過去に行った場合に、未来を変える行動をしていいのか? そんな苦悩を描くお話です。
これは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」前と、後で大きく変わったんですよね。
これについては「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のお話をする時にお話ししたいと思います。ちなみに「バック・トゥ・ザ・フューチャー」と「ターミネーター」って同じ年の公開なんですよ。
そして「ピノキオ」系。
これは、人以外のなにか。ロボットやアンドロイド、ピノキオのような人形、動物や植物、物の怪のようなものまで。人以外のなにかが、人間になりたいと苦悩したり、なれてそのまま人間でいるか、元の状態に戻るかみたいな心理状態を描くものが多いですね。
2)自分好みのストーリー展開
自分の好きなようにお話が進んでいくというのは自分が物語の中に入ったようでワクワクしますよね!
最近ですと大童澄瞳先生の「映像研には手を出すな!」みたいに、そうそうこれこれ! こういうのだよーーー!! って思わず登場人物に感情移入して自分を重ねちゃったり。そこまで入り込んじゃったらあとは安心して観ていられますよね。
3)いい意味で裏切られる&予想だにしない展開
こういう作品って、出会うの凄くレアなんですよ!
最初は「おお! これスゲー!!」とかなっても、悪い意味で裏切られる作品の多いこと多いこと!
ちなみに「あちゃー!」ってなった作品のひとつが「インデペンデンスデイ」だったりします。これは序盤に自分の期待が大きくなりすぎてしまって、ラストが自分の好きじゃない方向に進んじゃったってのもあります。
しかし、見返してみると面白いんですよ! おすすめなんですよ!
でも私はこの映画がキッカケで彼女と別れたんですけどね(ぐすん)
4)ここでこうくるか! って展開
自分でも気付けるはずなんだけど、こういう使い方は思いつかないみたいなパターン。
シーンやギャグ、笑い処に入れるパターンが多いですね。
例えば「赤ずきんチャチャ」原作マンガで、博士のところに迷い込んだチャチャたちが、濡れた服を乾かすのにとある部屋に入り、ぶーんという音が聞こえた瞬間。博士が慌てて入ってきて、「危ない、これは電子レンジだった。危うく内蔵から破裂するところだった」と冷や汗をかくシーンがあるんです。
これ読んだ時に、レンジに人間が入れば爆発するのも知ってるけど、こういう風に使うとは考えつかなかったんで、凄く感心した覚えがあります。
まあ、この話すると皆揃って「鈴木さんの感覚変わってるからよくわかんない」って言われるんですけど……。
5)自分では思いつかないセンス
これも「鈴木さんの言ってることよくわかんない」って言われる原因の一つなんですけど、自分じゃ絶対思いつかないけど納得してしまう展開とか面白いキャラクターに巡り合った時って素直に感動します。
小さい頃とかは全てが新鮮な出会いであり、お話の展開であり、登場人物じゃないですか?
でも大人になってくると、この世界って「ターゲットに向けた話」というのが少なからずある事実というのに気付きますよね。
そしてターゲットの好きそうな話の展開を、ターゲットの好きそうな登場人物で進むみたいな話の方が確実に多いんです。
だから、新鮮な出会いって少なくなっちゃうんですよね。
それはそれで安心な作品だからいいんですけど、たまには刺激も欲しいじゃないですか!?
4コマ漫画で言ったら、3コマ目までは予想通りで、オチはこう来るだろうなって思ってたのに全然違う方向からズバン! と来て尚且つ面白いみたいな。
あー、そう! 野球で暴投なのにいきなり曲がってストライク喰らって呆気にとられるけど感動するみたいな感じ!
私がこういう展開やキャラは絶対に思い付かないと感じたのが椿いずみ先生です。
「月刊少女野崎くん」や「俺様ティーチャー」を描いていらっしゃる漫画家さんです。
いや、敵いませんよ……。脱帽です。
ギャグな展開からシリアスに持っていく上手さもしかり、なんでここからこういうオチになるの? って展開や、キャラの行動が読めな過ぎて目が離せなくなります。
こういう作品に出会えるっていうのは幸せですね。
皆さんは作品に感じる面白さのポイントって何ですか?
自分で整理してみると面白いかもしれないですよ!
それではまたの機会に。